江戸から明治への転換期、津軽の大自然とそこに暮らす人々。
逆境・苦悩・出会いと別れ。津軽三味線はそこから生まれた。
岩木川の渡し守の子供として生まれた仁太郎は、物心がつく頃には既に母親と死別していた。
そして、8歳で病気のために失明する。それでも笛や尺八に興味を持って、すくすくと明るく元気に育っていく。ある日、村にやってきたゴゼのタマナの三味線を聞いて感動し、なんとか三味線の手ほどきをしてほしいと頼み込む。そして、彼は三味線で生計を立てていこうと決心するのだが、またも、彼を奈落の底に突き落とす不幸が訪れる…。
受賞歴
第10回ソウル国際アニメーションフェスティバルSICAF2006(韓国)
【長編映画部門 グランプリ】
第11回リヨン・アジア映画祭(フランス)
【観客によるベストアニメ映画賞1位】
第7回リール・ツー・リアル国際青少年映画祭(カナダ)
【世界の子どもたちが選ぶベストピクチャー賞】
スタッフ
監督・脚本:西澤 昭男
三味線演奏:上妻 宏光
ゼネラル・プロデューサー:村上 匡宏/企画:西澤 真佐栄/アニメーション監督・キャラクターデザイン:高岡 淳一/音楽監督:クリヤ・マコト/演出:下司 泰弘/総作画監督:釘宮 洋/美術監督:工藤 ただし/主題歌「新生」・挿入歌「道」:Yae/原作:大條和雄
制作:ワオ・コーポレーション